改善 kaizen 2004 3 4

 TRONの重要さについて書きましたが、
現実には、本屋に行っても、
TRONの本は、ほとんどないでしょう。
 外国製のOSについて書いた本は、たくさん出版されていますが、
「日本のOS」であるTRONの本は、あまりありません。
今後、この分野は、出版社に頑張ってもらう必要があります。
 このように、勉強したくても、本がない状態です。
現状では、TRONに乗り換えるのは、
上級者ならばともかく、一般の人は、むずかしいかもしれない。

 さて、次善の策として、
Linuxを考えてみましょう。
 日本の過去の歴史を考えれば、
ウィンドウズよりも、
Linuxの方が、日本人には向いていると思います。
 たとえば、日本企業で強いものは何でしょうか。
自動車が代表でしょう。
しかし、自動車は、アメリカで工業化されたものです。
 日本人は、その自動車を「改善」しながら、
独自の自動車文化を作り、
世界的な自動車産業を育ててきたのです。
 しかし、自動車の技術が、ブラックボックスだったら、
日本の自動車産業は存在しなかったのです。
 日本企業の発展を考えるならば、
中味がブラックボックスであるウィンドウズよりも、
中味がオープンであるLinuxの方が適しているのです。
日本人の得意な「改善」ができるからです。

TRONが、大衆向けに育つまでに、対策を考える必要があります。





































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